WordPressを運用に際して行う設定などは山ほどあります。最優先とはいかないが見落としがちな複数の設定をこれ1つで実装できるプラグイン「WP Total Hacks」を紹介します。
WP Total Hacksのインストール
WordPress管理画面から「プラグイン」-「新規追加」と選択し、プラグインの検索から「WP Total Hacks」と検索し、「今すぐインストール」→「プラグインを有効化」と選択します。
または
WORDPRESS.ORGからダウンロードしてFTPツールでプラグインフォルダへアップロード後、WordPress管理画面からプラグインを有効化します。
WP Total Hacksの設定
WordPress管理画面「設定」-「WP Total Hacks」と選択します。WP Total Hacksで設定できる項目は全部で25項目あります。(プラグインバージョン:2.0.1)
サイト設定
Faviconを追加
.ico形式のファイルをアップロードすることにより、ファビコンを追加することができます。
apple-touch-iconを追加
.png形式のファイルをアップロードすることにより、スマホ・タブレットなどでホーム画面にショートカットを作成した際に表示されるアイコン(WEBクリップ)を追加することができます。
“wlwmanifest” と “xmlrpc” の自動削除
head要素内にある「wlwmanifest」「xmlrpc」のタグを削除することができます。リモート投稿(参照:WordPress管理画面「設定」-「投稿設定」-「メールでの投稿」)を使用しない場合は削除しておくのがスマートです。
バージョン情報を head から削除
同じくhead要素内にある「generator」タグ(WordPressバージョン情報)を削除します。バージョン情報はセキュリティの観点からも記載しない方が良いという意見も多いです。(バージョン固有や旧バージョンなどの脆弱性をつかれる抑止力として)
なにより、必要のない情報は開示する必要はないかと思います。たかが1行されど1行です。
#more アンカーの削除
「続きを読む」タグに挿入される「#more」アンカーを削除することができます。テーマによっては「#more」アンカーのリンクを使用しているので有効化する際は事前確認をば。
抜粋から、[…] を削除
デフォルトでは抜粋表示時に抜粋の設定文字数を超えると表示される[…]を削除することができます。テーマによっては、考慮されているので有効化する際は事前確認をば。
すべてのピンバックを拒否
有効化するとピンバックをすべて拒否することができます。※ピンバックとはWordPress用の簡易(進化版?)トラックバック機能の事です。
Google Analytics をインストール
head要素内に直接追加することなくGoogle Analyticsの設定を行うことができます。さらに、ログインユーザーのアクセス非カウント設定もできます。
ウェブマスターツールの認証
各ウェブマスターツールの認証を行うことができます。( Google Webmaster Tools、Bing Webmaster Center)設定時はメタタグではなく認証コードを入力します。
投稿&ページ
投稿のメタボックスを削除
個人で使用している場合は使用しない機能は使用しなければいいだけですが、クライアントワークなどでは不要なメタボックスは非表示にしておく方がベターでしょう。
ページのメタボックスを削除
上記同様です。
リビジョンコントロール
保存するリビジョン数を設定することができます。
セルフピンバックを停止
自サイトに対するピンバックを無効化する事ができます。ピンバック通知(参照:WordPress管理画面「設定」-「ディスカッション」-「投稿のデフォルト設定」)を有効にしている場合は嬉しい機能です。
ページに”抜粋”を追加
固定ページに抜粋を追加したい場合はこちらの機能を有効化します。
下書きページへの子ページの作成を許可
本来公開したページしか子ページの作成はできません。まだ公開予定ではないが、予約投稿や下書き段階で子ページを作成したい場合はこちらの機能を有効かすることで作成可能となります。
外観
管理画面のヘッダーのロゴを変更
デフォルトのロゴから変更する事ができます。クライアントワークや複数サイト運営・複数投稿者での運営などでは有用でしょう。
管理画面フッターを変更
そのままです。
ログイン画面のロゴを変更
管理画面ヘッダーロゴと同様ですね。クライアントに喜ばれそうです。
その他
ダッシュボードウィジェットの無効化
ダッシュボード画面のウィジェット項目を選択して無効化する事ができます。クライアントワーク時には無駄な機能・表示を実装させたくないものです。
テキストウィジェットでショートコードを使用可能にする
本来テキストウィジェットではショートコードを使用する事ができません。こちらの機能を有効化することでウィジェットエリアでもショートコードを使用する事ができます。
テキストウィジェットでoEmbedを使用可能にする
Youtube、instagramなどメディア挿入時に便利なoEmbedもテキストウィジェットで使用可能にする事ができます。
“Webmaster” 権限を追加
デフォルトロールの「管理者」「編集者」の中間ロールを設定する事ができます。「編集者」権限に対してテーマ固有の編集メニューやウィジェット・メニューの設定を付与したロールです。
デフォルトのメールアドレスを変更
デフォルトメールアドレスをこちらから変更可能です。Contact Form 7とも同居可能とのことです。
デフォルトの連絡先情報を削除
特に設定不要かな?
アップデート通知を停止
こちらもクライアントワークに非常に嬉しい機能です。管理者以外には通知されないようにできます。