現在5ヶ月の次女もベビーパークの体験教室に行ってきました。そこで学んだハイハイの重要性についてお話しします。
身体の成長だけでなく脳の成長も促すハイハイ
個人差はあれど0歳児でできるようになるハイハイ。ハイハイによって大きく成長を促されるのが以下の3つです。
- 股関節
- 全身の抗重力筋である伸筋
- 中脳・間脳・前頭葉
股関節の形成
実際に子育てをされた方はご存知だと思いますが、生まれたばかりの赤ちゃんは股関節がほとんど形成されていません。ぐにゃんぐにゃんです。
ハイハイ(ズリバイ、たかばい)によって適切に股関節が形成されていきます。様々な方向に脚を動かせるようになっていきます。
伸筋の成長
伸筋とはからだを支持するために重要な筋肉です。
伸筋とは、主に腕や脚などを伸ばす時に使用される筋肉の総称。
主に腕や脚を曲げる時に使用される屈筋と違い、鍛えても筋繊維が肥大化しないとされる。 脚を曲げたような屈筋を使う姿勢を保持する場合と普通に脚を伸ばして伸筋を使って立つ場合とで疲労感を比べると明らかなように伸筋の持久力は屈筋より高い。
via Wikipedia
曲げる筋肉である屈筋に対して、伸ばす筋肉が伸筋です。赤ちゃんは屈筋が優位で生まれてきます。ずっとお腹の中で丸まっているからですかね。
人間が二足で直立できるのも伸筋の発達によるところが大きいです。ハイハイは赤ちゃんが成長していくうえで伸筋の発達を大きく促します。
脳の成長
ハイハイは何も身体能力の向上のみではありません。脳の成長をも促します。
体を意図して自由に動かすためには脳から指令を与えなくてはなりません。全身を使用するハイハイは脳の成長にもうってつけです。
正式に解明されているわけではありませんが、脳の発達が未熟な赤ちゃんがハイハイできるようになるためには延髄・小脳・間脳・中脳の発達が不可欠です。
また、ハイハイによる脳の成長は脳の発達速度が凄まじい8歳9歳頃まで効果的との事です。立って歩けるようになったらハイハイなんてしないでしょ?そんな事ありません。我が家の2歳の長女も私や妻がハイハイをしたりすると、喜んでハイハイします。こっちが勘弁!ってなるまで続きます。テーブルの下などをもぐるのも良いでしょう。
ハイハイのトレーニング
ハイハイを覚えるにあたって、まずはうつ伏せに慣れないといけません。お子さんの機嫌などを見ながら、うつ伏せで過ごす時間を増やしてみましょう。最初はすぐ泣くかもしれませんが徐々に慣れていくはずです。
うつ伏せに慣れてきたら、その状態で赤ちゃんの脚をギュッと折り畳みます。カエルみたいなポーズになります。その状態で赤ちゃんの足の裏を手のひらで支えます。手のひらで壁を作るイメージです。
お父さんお母さんの2人で取り組めるなら、片方は脚の裏を支えて、片方は赤ちゃんの目の前で「おいでおいで」とおもちゃなりで誘ってあげましょう。
最初は何の動きもなく「何してくれてんだ」とギャン泣きする事でしょう。何回かやっていると、曲がった脚を伸ばそうとして、結果的に壁代わりの手のひらを蹴りだすような形で前に進みます。
前に進めるようになったら、手の動きをうまくサポートしてあげたらズリバイのような形になります。何度かやっているうちにサポートなしで喜んで進めるようになります。
1歳を超えて歩くのが普通になってきたら、意図的にたかばいをさせるのも良いでしょう。ちなみにたかばいはダイエットに効果的なんですって、お母さん!
まとめ
ハイハイは乳幼児の成長を大きく促します。身体能力・脳の働きが育ちます。ハイハイをたくさんできるような環境を意図的に作る事で、お子さんとのスキンシップも図る事ができます。あと、ダイエット効果もwwww
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ちなみに今回の記事のネタ元はベビーパークの体験教室でした。2歳の長女は毎週通っています。